久米島の風土体感 シュガーライドきょう本番


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フクギ並木に囲まれた集落をのんびりと自転車で散策する参加者=26日、久米島町内(花城太撮影)

 【久米島】タイムを競わずに自分のペースでサイクリングを楽しむイベント「第6回シュガーライド久米島2016」(同運営委員会主催、琉球新報社共催)が26日、久米島町奥武島を発着点に始まった。26日は、「島人と巡る古民家路地裏ポタリング」が行われた。参加者32人は島のガイドの案内で、集落内をサイクリングしながら植物や歴史ある建物を見て回り、27日の本番を前に久米島の文化や風土を体感した。

 古くからある集落内の路地を自転車でゆっくりと走り抜けた参加者ら。ガイドの佐久田勇さんらの案内で、県指定史跡の仲里間切蔵元跡などを見学した。初めて沖縄を訪れた阿川雅教さん(30)=東京都=は「ただ自転車で走り抜けるだけでは分からない島の文化を、より深く知ることができた」と満足げに語った。

 27日は、45キロのぐるっと1周コース、90キロのアスリートコースの2種類のサイクリングが行われる。