島の良さ、新聞で発信 渡嘉敷中1年生、中文祭できょうから展示


社会
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 【渡嘉敷】渡嘉敷小中学校(上原博美校長)の中学1年生5人全員は10、11の両日、浦添市のてだこホールで開かれる第22回県中学校総合文化祭で渡嘉敷村に関する新聞記事をNIE展示コーナーで紹介する。

渡嘉敷島に関する新聞記事をコピーし県中文祭会場に展示、島を紹介する渡嘉敷中1年生=6日、渡嘉敷小中学校

 従来、県中文祭では中学生全員による自慢の風神太鼓を披露していたが、今回は校内行事の都合上出場できないため、同校NIEアドバイザーの仲程俊浩教諭(中1担任=社会科)の助言で、島に関する新聞ニュース記事を通して渡嘉敷島を紹介することになった。

 教室内に琉球新報、沖縄タイムスを置き、生徒5人は日頃から島に関する掲載記事をコピー保存し、県中文祭展示用の記事を生徒一人一人が思い思いにピックアップして作成した。

 仲程教諭は「教室に新聞を置き、生徒たちに毎日読んでもらった。郷土愛、地域の良さや埋もれていることを知ることができるので、新聞活用を進めている」と語った。

 山本勘太さんは「多くの人に渡嘉敷島のことを知ってもらうには新聞が一番身近な存在。私たちが知らない戦争のことも新聞記事を通して知ることができる」と話した。

 古波蔵蒼太さんは「渡嘉敷島の記事が自分が思ったより多く載っている。自分が意識していないことを新聞で初めて知ることができた。文化祭で多くの人に見てほしい」と目を輝かせた。

(米田英明通信員)