「嘉手納基地撤去を」 150人、事故多発に抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オスプレイの墜落などに抗議し、シュプレヒコールを上げる市民ら=30日午前8時、北谷町砂辺の嘉手納基地第1ゲート前

 【北谷】毎週金曜日の朝に米軍嘉手納基地の各ゲートで抗議行動をしている嘉手納ピース・アクションは30日朝、北谷町砂辺の嘉手納基地第1ゲート前で、MV22オスプレイの墜落事故や胴体着陸、米空軍嘉手納基地配備のP8哨戒機の重大事故に対する抗議集会を開いた。150人が参加した。沖縄平和運動センターの山城博治議長らの早期釈放を求めるために、署名を1月15日までに集め、17日に那覇地方裁判所に提出するという報告もあった。

 嘉手納ピース・アクションは、嘉手納基地の撤去を求めて4月から活動している。今回を含むこれまでの抗議行動には延べ4100人が参加した。

 世話人の伊波義安さん(75)は「嘉手納基地を撤去させない限り、沖縄や日本、アジアの平和は訪れない。ここはアメリカの侵略戦争の拠点だ」と力を込める。

 西原町から訪れた与那嶺みどりさん(63)は「沖縄はまだ戦争は終わっていない。うちなーんちゅとして我慢できないところまで来ている。この気持ちを意思表示しないといけない」と参加理由を語り、「基地は県外へどうぞ」とつぶやいた。