オスプレイ飛行、午後から全面再開 「県民不在」沖縄県、日米政府に抗議へ 


この記事を書いた人 金城 美智子
伊江島補助飛行場のヘリパッドに駐機する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=19日午前9時12分ごろ、伊江島

 中嶋浩一郎沖縄防衛局長は19日午前9時、県庁に謝花喜一郎知事公室長を訪ね、米海兵隊が13日夜に墜落事故が起きて以降、飛行を中断している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行を19日午後2時から全面的に再開すると伝達した。謝花氏は安全確認の説明に納得していないとした上で、飛行を再開しないよう求めた。

 面談後、謝花氏は記者団の取材に「県民不在だ」と強く批判した。県は日米両政府に抗議する方向で調整している。一方、中嶋氏は記者団から県に伝えた内容を問われ「状況を説明した」と述べるにとどめた。
【琉球新報電子版】

19日午後2時のオスプレイ飛行再開について、県の謝花喜一郎知事公室長に説明を終えた中嶋浩一郎沖縄防衛局長(右から2人目)=19日午前9時27分、県庁