【名護】翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手にした不作為の違法確認訴訟で県が敗訴する見通しとなったことを受け、稲嶺進名護市長は13日午前の市議会12月定例会一般質問で「最高裁で知事の話を聞くまでもなく門前払いされる状況があっていいのだろうか。許せない」と批判した。その上で「新基地建設は許さないという信念は強い意志で貫く」と宣言し、辺野古新基地建設の阻止へ向けて名護市長権限を行使する姿勢に関し「全く変わりない」と明言した。仲村善幸氏への答弁。
稲嶺市長は「高裁判決は国の言い分をそのまま引用したかのような状態になっている。裁判所として審議を深めていくことが欠如しているのではないか」と述べ、最高裁でも弁論が開かれずに判決を出すことを疑問視した。
【琉球新報電子版】