700人が最高裁判決に抗議 沖縄敗訴 「不当判決に屈しない」


この記事を書いた人 金城 美智子
最高裁での不当判決に審理のやり直しを求め、ガンバロー三唱で気勢を上げる集会参加者ら=21日午後0時40分ごろ、那覇市の城岳公園

 翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しを巡る違法確認訴訟で、県敗訴とした最高裁判所の判決に抗議する「最高裁不当判決糾弾! 審理のやり直しを求める緊急抗議集会」が21日、那覇市の城岳公園で開かれた。「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催。登壇者たちは「不当判決に屈することなく、新基地は絶対に造らせないという決意で、新しい闘争に入ろう」などと訴えた。

 主催者発表で700人が参加した。共同代表の稲嶺進名護市長は「沖縄の事情を全く無視し、全国的に許される範囲という旨の判決になった。いつになったら、沖縄は平和憲法の中で日本国民として守られるのだろう」と訴えた。同じく共同代表の玉城愛さんも「不当判決が出て、日本の三権分立がいかに後退しているのか分かった。ウチナーンチュとして、学生として、1人の市民として、皆さんと一緒に頑張っていきたい」と呼び掛けた。
【琉球新報電子版】