翁長雄志知事は5日夜、名護市安部海岸で墜落した米海兵隊輸送機MV22オスプレイの空中給油訓練が6日から再開されると防衛省が発表したことを受けて県庁で会見し「県民に寄り添うと言いながら米軍の要求を最優先する政府の姿勢は信頼関係を大きく損ねるもので、強い憤りを感じる」と政府姿勢を批判した。重ねてオスプレイの配備撤回を改めて働き掛ける意向を強調した。
その上で「従来通り検証過程で県民の声を聞くことなく、訓練再開を一方的に通告する対応が繰り返されるのは県民不在で大変遺憾」と強調し、日本政府と米軍との協議に県民が介在できる仕組みを日米両政府に求めていく考えも示した。【琉球新報電子版】
英文へ→Governor Onaga says Okinawans are disregarded as Osprey aerial refueling training resumes