ニコニコ動画のカテゴリタグに関する私案（たたき台ともいう）

ご存じのとおり、ニコニコ動画がニコニコ動画ββからニコニコ動画（9）に更新されました。
この中で、カテゴリとしていわゆる御三家といわれる人気ジャンル、
つまりアイドルマスター、東方Project、VOCALOIDとよばれるジャンルが採用されました。
→http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/10/005153.html
→ニコ動（9）は「原点回帰」アイマス、ボカロ、東方を“隔離” - ITmedia NEWS
結果、（ほぼ）完全にほかのカテゴリと分断されました。
正直、私はこれを危惧しています。
理由は以下のとおりです。

コラボレーションが非常にしづらくなってしまいました。
確かに、上記御三家同士の複合ジャンルタグはあります。→ニコニコ動画(9)新設カテゴリ間のコラボタグ一覧とは (ニコニコドウガキューシンセツカテゴリカンノコラボタグイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
しかし見ていただければ分かるとおり、それ以外の複合ジャンルすべてを網羅するのははっきりいって無理です。
個人的には特に「歌ってみた」とのコラボレーション時に問題が発生するように思います。
どちらとも言い切れないような動画、MMDの動画では完全にまぜこぜだったりします。
ほめ春香が空を舞い、たこるかが地を這う、そんな動画はどうすればいいのでしょう？
誤算家として隔離？それはおかしいでしょう？

シンプルな解決策があります。
複数のカテゴリタグに対応するのです。

ご存じのとおり、現在カテゴリタグは一つしか設定できません。
戀塚昭彦氏から聞いたところによると、これはタグ荒らし対策だそうです。
→Akihiko Koizuka on Twitter: "@mongrelP 複数またがりは露出が有利になりすぎるとかそんな話だったような。主に荒らし対策っぽいが・・、複数またがりのコラボこそがニコニコ全体を活性化させてる面もあるのになー"
ですが前からこれは思っていたなのですが、これはメリットよりデメリットのほうが大きいでは、と思っています。
上記発言で戀塚氏も言っておりますが、複数またがりのコラボこそがニコニコ全体を活性化させてる、という面もあると思います。
古くは陰陽師ときしめんの動画の抗争の沈静化も、結局はマッシュアップが発端でした。
タコつぼになってお互いを罵り合うよりも、コラボレーションによってお互いを認め合うほうが生産的ではないでしょうか？
結局のところ、認め合うことでしか結局いがみ合いを鎮静化することはできないと私は考えています。

「それではタグ荒らし対策にならないのでは」
ええ、そのとおりです。
実際、運営側もそのような話をしています。→http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/10/005212.html
しかし、それもシンプルな回答があります。

タグロックの意図をカテゴリランキングに反映させるのです。

タグロックは、現在は動画投稿者が自分の気に入ったタグを残すために使われるものとして現在使われています。
最もシンプルな投稿者の「意図」「意思」を表わすといってもいいでしょう。

これを、カテゴリにも対応させてしまいましょう。
簡単に言うとロックしたタグしかカテゴリには採用しない、ということです。
これには二つの利点があります。

問題はタグロックを組み込むコストですが、
現状、二個目以上のカテゴリタグをはじくようにできるのであれば、
このようなこともおそらくはできると思います。

結局、私が言いたいのは次の二点です。

いろいろ不手際、見落としている点などはあると思いますが、とりあえずたたき台として書いてみました。

id:tengaar 氏が「システム的に、カテゴリタグのロックは１つまで、としてもいいのでは / もしくは、複数ロックした場合は最初、もしくは最後のロックのみランキングに反映」というお話をされております。
これに対する反論ですが、

みんな巻き込んでお祭り騒ぎがしたい、というだけなんですけどね。
どれかだけのランキングとかそれじゃ「おもしろくない」と思うのですよ。
これはまぁ、私が普段一番愛用しているのが毎時ランキング、という側面もあるとは思いますが。