すぃ~っ 刀が泳ぐ 美ら海水族館でオキナワオオタチ展示


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銀色の姿で立ち泳ぎする「オキナワオオタチ」=本部町の沖縄美ら海水族館(同水族館提供)

 【本部】深海の「太い刀」登場―。国内では奄美地方から沖縄県の水深150メートル~300メートルの深海に生息するオキナワオオタチの展示が7日から本部町の美ら海水族館で始まっている。オキナワオオタチはタチウオの一種だが最大約2メートルに成長する。うろこのない銀色の姿をしており、立ち泳ぎする。展示されているのは全長約1メートル10~20センチの個体5匹。

 2016年4月も捕獲した個体3匹を展示したが、状態が悪くなり1カ月以内で展示を終了した。同館は長期の飼育を目指し、生態解明につなげたい意向。飼育員の高岡博子さん(32)は「興味のある人は早めに見に来てほしい」と呼び掛けた。