辺野古の青い海に「異様」緑フェンス 市民阻止狙う


この記事を書いた人 志良堂 仁
米軍キャンプ・シュワブ沿岸の辺野古崎側から長島側に張られたフロートに設置された緑色のネット=31日午後4時41分、、名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸(小型無線ヘリで撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は31日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の辺野古崎と長島や平島を結ぶ地点のフロートに緑色のネットを取り付ける作業を継続した。新基地建設に反対する市民らの侵入を阻止するためのものとみられる。同日午後5時ごろ、緑色のフェンスが辺野古崎から長島付近まで設置されているのが確認された。

 これまでフロートがなかった長島と平島の間にも海上フェンスが設置された。

 新基地建設に反対する市民らは抗議船4隻、カヌー12艇で抗議を実施。延べ17人が一時拘束された。市民らがネットを張る作業の阻止行動をしたため、ネットの設置は中断された。1日以降も作業が続くとみられる。