国連壁新聞で優秀賞 石垣さん姉妹、サンゴ白化も紹介


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「国連壁新聞全国大会」で優秀賞を受賞した石垣美愛さん(右)、美羽さん(中央)姉妹=17日、石垣市教育委員会

 【石垣】日本の国連への関わりなどを記事でまとめる「国連壁新聞全国大会」(外務省主催)で、石垣市立八島小学4年の石垣美愛(みりあ)さん(10)、2年の美羽さん(8)姉妹の作品が優秀賞に選ばれた。2人は17日、市教育委員会に石垣安志教育長を訪ね、受賞報告した。

 大会は日本が国連に加盟して2016年で60周年を迎えたことを記念し、小中学生を対象に行われた。課題は国連の取り組みや日本の関わり方など。石垣姉妹は最高賞の外務大臣賞に続く優秀賞3作品の中に選ばれ昨年12月に表彰された。

 美愛さんは国連児童基金(ユニセフ)に興味があり、普段から調べ物が好きで、大会についても外務省の子ども向けホームページで知り、自宅に国連を特集した雑誌もあったことから参加を思い立った。雑誌などを参考に記事をまとめ、美羽さんに色塗りを手伝ってもらいながら、壁新聞を作り上げた。

 末尾の感想を書き込んだ部分では昨年八重山で発生したサンゴ礁の白化現象など時事問題にも触れ、世界の出来事に関心を持つ大切さを実感したことをつづった。

 審査員からは「構成がしっかりして良い問題意識を持っている」「作者からのメッセージがいい」などと評価を受けた。

 美愛さんは「調べたことを短くまとめるのが難しかった。優秀賞はうれしい」と話した。