米軍ヘリ不時着抗議 県議会、空自機脱輪に意見書


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 沖縄県議会(新里米吉議長)は15日、県議会2月定例会冒頭で、米軍のAH1Z攻撃ヘリコプターが1月20日、うるま市与那城伊計島へ不時着したことに関し、事故原因究明や結果を速やかに明らかにすることなどを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。また航空自衛隊F15戦闘機が1月30日に脱輪し、那覇空港が閉鎖された件で、原因究明と調査の公表を求める意見書も全会一致で可決した。

 米軍ヘリの意見書と抗議決議は(1)事故原因究明と安全対策、再発防止策が講じられるまで県内で同機種の飛行中止(2)民間地上空など訓練空域外での訓練中止(3)整備や保守点検体制を見直して公表し、実効性ある安全管理と再発防止を図ること(4)兵員に教育と訓練管理の徹底―を求めている。