花形、まるでサクソフォン 名護でスズクサ開花


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個性的に咲いたリュウキュウウマノスズクサ=1月25日、嘉津宇岳

 【名護】嘉津宇岳や名護岳などの森で強烈な自己主張をする花、リュウキュウウマノスズクサが花を咲かせ林縁(りんえん)を彩っている。

 つる性の多年草。花は独特でサクソフォンのような形をしているので目にとまりやすい。

 花は葉腋から柄を伸ばし1個たれ下げる。ラッパ状の先は緑黄色で濃紫色の筋が入る。筒の底にめしべ、おしべがある。そこにハエなどをおびき寄せて受粉させる仕組み。分布は奄美大島、沖縄、台湾など。方言名マルバーカンラ。ウマノスズクサ科。
(幸地光男通信員)