県系真栄里さん最優秀賞 外国人による日本語弁論大会 しまくとぅば継承訴え


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 第34回外国人による日本語弁論大会(主催・県国際交流・人材育成財団、共催・県、琉球新報社、沖縄テレビ放送)が11日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。7カ国から12人の学生や社会人が出場した。米ハワイ州出身の県系4世、真栄里サマンサ明美さん(24)=琉球大学=が最優秀の県知事賞に選ばれた。

県知事賞に選ばれた真栄里サマンサ明美さん(前列中央)ら大会出場者=11日、那覇市のパレット市民劇場

 「ご先祖さまのことをより深く理解するために、ウチナーグチを学び始めた」と古里への思いを語った真栄里さんは、実際沖縄に来て、特に若者のしまくとぅば離れに衝撃を受けた経験を紹介。「言葉は文化の源、ウチナーンチュの魂。次世代へ継承するため、自分のしまくとぅばを学びませんか」と訴えると、会場には大きな拍手が沸き起こった。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 2位=優秀賞 オダヴァル・ゾルザヤ(モンゴル、日本文化経済学院)3位=優良賞 李秀煕(イスヒ)(韓国、琉大)、許有〓(ホユジョン)(韓国、琉大)審査員特別賞 陳暁菲(ちんぎょうひ)(中国、琉大)

※注:〓は王ヘンに「丁」