米軍が津堅島沖で降下訓練 地元の要望無視して実施


この記事を書いた人 松永 勝利
次々とパラシュートで降下し、海面へ着水する兵士たち=23日午前11時52分ごろ、津堅島沖

 【うるま】米軍は23日午前11時半すぎ、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。うるま市には22日、沖縄防衛局から「パラシュート訓練があるかもしれない」との通知があった。県や市は日米特別合同委員会(SACO)最終報告に基づき、海域での訓練を伊江島に集約するよう求めているが、県や市の要望が無視された形となる。
 同水域では1月にも、米空軍が県や市に通知せずに降下訓練を実施しており、地元から反発の声が上がっている。
 訓練は午前11時33分から始まり、3回に分けて計13のパラシュートが落下した。【琉球新報電子版】