辺野古工事車両、法令違反か 県警取り締まらず


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、24、25の両日に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート内に入った大型トラックのうち、複数台が排気管の開口の向きが横に向いているなど、道路運送車両法などの法令違反の疑いがあることが分かった。

 24日にはダンプ規制法に基づいて荷台の背面や側面に表示が義務付けられているダンプ表示番号がない車両も確認された。また過積載につながる懸念がある「さし枠」を設置している車両や、最大積載量の表示がない車両もあった。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「高江でも同じことがされていた。沖縄防衛局が違法行為を繰り返していることも問題だが、現場で交通規制をしていた県警が全く取り締まらないことも問題だ。それどころか、違法を指摘した市民を排除した」と批判した。