外相「辺野古が唯一」 保守9市長に言及


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍普天間飛行場移設に関し、県内保守系9市長に「辺野古が唯一」と言及する岸田文雄外相(左端)=26日午前、那覇市内のホテル

 外務省沖縄事務所の開設20周年記念レセプション出席のため来県している岸田文雄外相は26日午前、那覇市で県内保守系9市長との朝食会を開いた。岸田外相は米国のティラーソン国務長官との会談に言及し「普天間飛行場の危険の除去は重要な課題であること、辺野古移設が唯一の方法だという考えのもと沖縄の負担軽減を進めていかなくてはならないという議論が行われた」と述べた。朝食会は冒頭のみ公開された。
 普天間飛行場を抱える佐喜真淳市長は岸田外相に危険性除去を求めた上で「米国側との親交が深まるような交流の施設があった方がいい」と提案した。同飛行場の5年以内運用停止については「今後、上京して政府に要請する」として、朝食会では伝達しなかった。【琉球新報電子版】