精一杯 魂込めた卒業展 県立芸大・大学院 琉大


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陶芸など112点/県立芸大・大学院

 沖縄県立芸術大学美術工芸学部・大学院造形芸術研究科の卒業・修了作品展が15日、那覇市の県立博物館・美術館で始まった。19日まで(午前9時から午後8時。19日は午後6時まで)。入場無料。

 同大の4年生と、大学院生の陶芸や絵画、彫刻など112点を展示している。同大の砂川泰彦准教授は「子どもたちや、父兄の方など、多くの人に訪れてほしい」と来場を呼び掛けた。15日のオープニングセレモニーでは、出品作品を表彰する表彰式もあった。

作者と受賞作品は次の通り。

▽北中城村長賞 有馬憂莉「UMIHABERU」

▽北中城村文化協会賞 白砂真也「光の座」

▽沖縄美ら島財団理事長賞 宇地原梓「うかぶ」

▽沖縄県立博物館・美術館長賞 玉那覇真希「コキュウノキオク」

見てさわって/琉大美術教育専攻生ら

 琉球大学教育学部・教育学研究科で美術教育を学ぶ学生・院生5人の2016年度卒業・修了展が15日から同大50周年記念館で開かれている。1年間をかけ、学内外の教員らと議論しながら表現を追求した陶芸、立体、映像などの作品が、建物内に広々と展示されている。19日まで。

 4年の仲宗根みなみさん(22)は「裏面も使えるように」とふっくらとした立体の陶器皿13点を出品した。仲宗根さんは「思い入れのある場所を描くのは楽しかった。手に取って、触りながら見てほしい」と話した。

 開館は10~19時、入場無料。問い合わせは同学部美術教育講座(電話)098(895)8381。