少人数学級導入 小5も4月から 県教育庁、公立小で実施


社会
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 沖縄県教育庁が2017年度から新たに小学5年生で35人学級を導入する。1学級の児童・生徒の定数を40人未満にする少人数学級の導入の一環。小5での35人学級の導入で、同庁は県内の公立小学校で約50学級増加し、約50人の教職員の増員が必要と見込んでいる。

 同庁は小5の少人数学級導入の他、特別支援教育の充実も目指しており、教員の定数を234人増の1万5760人とする条例改正案を県議会2月定例会に提出する。

 同庁は02年度からきめ細やかな学習指導などを目的に少人数学級の導入を段階的に小中学校で実施している。現在、県内の公立学校では小学1、2年で30人学級、小学3、4年と中学1年で35人学級を実施している。

 同庁は各市町村教育委員会に方針を通知し、各学校の17年度の学級編成に反映する。平敷昭人県教育長は「きめ細やかな指導にもつながるので、少人数学級を推進したい」と話した。