2期ぶり増収増益 海銀4~12月期決算 


この記事を書いた人 松永 勝利

 沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は10日、2016年4~12月期連結決算(連結子会社2社)を発表した。マイナス金利により貸出金利回りは低下傾向にあるが、好調な県経済を反映する形で、貸出金利息収入が伸長し、売上高に当たる経常収益は前年同期比0・1%増の97億900万円となった。経常利益は貸倒引当金戻入益の増加が寄与し、0・8%増の18億5100万円、純利益は5・2%増の12億9900万円と、2期ぶり増収増益となった。
 銀行単体は経常収益が0・2%増の96億5800万円、経常利益は0・9%増の18億6600万円、純利益は5・3%増の13億1100万円と、連結と同様に2期ぶり増収増益となった。ただ本業のもうけを示すコア業務純益は投資信託などの販売不振により役務取引等利益が減少し、11・8%減の12億5400万円となった。【琉球新報電子版】