南国サル「寒いよぉ~」 奥で8.3度


この記事を書いた人 志良堂 仁
寒い日が続く沖縄地方、ワオキツネザルたちも温かい投光器の周りで暖を取る=10日午後、名護市のネオパークオキナワ(諸見里真利撮影)

沖縄地方は10日、9日に引き続き大陸からの寒気の影響を受けて冷え込んだ。国頭村奥では最低気温8・3度(午後1時8分)、那覇市は11・5度(午前7時8分)を観測した。県内の観測地点28カ所中19カ所で今季最低気温となった。

 名護市のネオパークオキナワでは10日、ワオキツネザルが投光器から暖を取る様子が見られた。このサルはアフリカ・マダガスカル南西部に生息する固有種で、寒さに弱い。何匹も投光器の周りに集まり、中には照明をぎゅっと握ったままうたた寝しているサルもいた。

 沖縄気象台によると、寒さのピークは11日の朝まで。15日ごろまでは平年より低い最低気温となるが、最高気温は20度を超える見通し。

ストーブの周りに集まるコモンリスザル