県内景気41カ月連続で「拡大」 昨年12月金融経済概況


この記事を書いた人 松永 勝利

 日本銀行那覇支店(松本孝一支店長)は10日、2016年12月の県内金融経済概況を発表した。観光需要の増加や県内の雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が堅調に推移しているとして、県内景気は「全体として拡大している」と判断した。「拡大」の景気判断は41カ月連続となった。
 同支店担当者は県内人口の増加に加えて、好調な観光業や底堅い公共投資、高水準で推移する住宅投資などを理由に「先行きの県内景気は引き続き拡大する可能性が高い」と評価した。一方で「本土景気、海外経済の動向、原材料価格や労働受給の逼迫(ひっぱく)について注視する必要がある」と指摘した。【琉球新報電子版】