ダンスバトル 目指せ日本一 崎山さん 県内初、全国決勝へ


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ダンスアライブの決勝に向け、練習に汗を流す崎山大雅さん=17日、沖縄市のダンススクール・フロー

 【名護】1対1の対戦形式でダンスの腕前を競う世界最大規模のストリートダンスバトル「DANCE@LIVE(ダンスアライブ)」のキッズ部門(中学生以下)で、中部地区大会(名古屋市)を1位で勝ち抜いた名護市立名護中学校3年の崎山大雅(たいが)さん(15)が4月23日に東京の両国国技館で行われる決勝(全国大会)に出場する。12回目となる同大会は全国各地の代表16人が出場、県内から決勝への出場は初めてとなる。

 主催者によると、ダンスアライブの決勝は約1万2千人の観客を動員する。崎山さんは中部地区と九州地区の両大会に出場した。

 このうち中部地区は昨年7月10日、同10月30日、今年1月8日の3日間に分けて行われ、208人が出場した。崎山さんは総合成績7万ポイントを獲得して1位に輝き、2位には2万ポイント差をつけて決勝進出を決めた。九州地区でも上位につけたが、中部地区で先に1位に決まり中部代表となった。

 崎山さんは小学5年から名護市内のストリートダンスの教室に通い始め、小学6年からは沖縄市の「ダンススクール・フロー」で本格的に技術を磨いてきた。大会ではランダムに流れる音楽に即興で踊る。昨年度は地区大会で敗退した。今回は、独自で編み出した必殺技として足を蹴り上げてS字のような曲線を描く、難易度の高い動きで中部、九州の両地区大会で高得点を獲得した。

 「ダンスに欠かせないのが想像力。引っ込み思案だったが、ダンスは自分を一番表現できる。日本一を目指し、スキルアップしたい」と笑顔を見せる。決勝に向け「目標は優勝」と力強く宣言した。(古堅一樹)