2017年3月31日
東京電力フュエル&パワー株式会社

 当社は本日、横須賀火力発電所3号機~8号機および1号、2号ガスタービン(合計出力:227万4千kW)を廃止いたしました。

 同発電所は、高度経済成長期である1960年に石炭火力発電所として発足し、1970年には当時世界一の発電出力を誇る火力発電所となりました。1972年以降は燃料を主に重油・石油へと転換し、半世紀以上に亘り首都圏をはじめとした関東地方の電力の安定供給を支えてまいりました。
 その後、設備の老朽化に伴い、2010年4月から同発電所は全機長期計画停止としておりました。しかし、東日本大震災により東京電力グループの多くの発電設備が被災したことから、2011年4月以降、3、4号機および1、2号ガスタービンの運転を急遽再開し、供給力として復帰するなど電力供給の不安定な場面で活躍してきました。2014年4月には再び全機長期計画停止となり、本日、同発電所は57年の歴史に幕を下ろしました。今後、株式会社JERAにより、「経済性」、「環境性」および「エネルギーセキュリティ」を兼ね備えた新しい発電設備へ生まれ変わる予定です。

 現在、当社は競争が激化する事業環境において、上記3つの観点から、株式会社JERAを通じて適切な電源ポートフォリオの構築に向けて取り組んでおり、保有している老朽火力発電設備を最新鋭の高効率発電設備へリプレースする計画を順次進めております。

 当社は、今後、経済産業省をはじめとした関係各所のご指導や地域の皆さまのご意見を賜りながら、着実に計画を実施してまいります。

※JERA:中部電力株式会社と当社の合弁会社

以 上

<別紙>

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    ~57年の歴史に幕、最新鋭の高効率発電設備へリプレース~