金森マーケティング事務所の体育会系コピーライター&プランナー。スポーツ市場の販促やプランニングを得意とする。
まずは体験してユーザーの立場に自分をおく事から商品や企画を始めたい性質(タチ)。根性系の自転車レースやトレイルランに好んで出場するが、大抵はレースの制限時間と格闘、誰よりも長くレースを楽しんでい ることが多い。
「いつ取材されてもいいように」とおしゃれなコーディネイトを考えるため、毎回遠征は大荷物。めったにないくせに「表彰式用のウエア」までいつも用意している。「スカートをはいてランニングを始めたのは私だ」と言い張っているが……。
日毎に深まる秋。秋といえば、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋……そしてスポーツの秋ではないだろうか。
運動は素晴らしい。シェイプアップに、筋肉増強、快食快眠、ストレス発散。いいこと尽くしではあるのだが、仕事に励む熱心なビジネスマンにどうしても足りないのは、そう、時間だ。この記事を読んでいる皆さんは、いつもどのようにして運動する時間を確保されているのだろうか。
不景気なのに多忙を極め、ストレスがたまる日々。気分転換や減量のためにスポーツを始めたいと思っている人は多いはず。不規則な食生活で、キツくなるのはスーツのボタン、気になりっぱなしなのは体脂肪。秋の運動会でかっこいいスタイルを披露しようと一念発起してジムに通い始めてみたものの、ジムの開いている時間に間に合わない。疲れ果ててプールではなくベッドに飛び込みたくなる誘惑。シューズやウエア一式を通勤かばんに詰め込んで、お気に入りのかばんがパンパンに膨れるのはイヤ、という人も多いだろう。そんなあなたに是非お勧めしたいのが、自転車通勤だ。
老いも若きも自転車ブームと呼ばれて久しい昨今。ロードバイクにクロスカントリー、ダウンヒル、シクロにピスト、小径、折りたたみ……。多種多様な自転車が店頭や雑誌、Webサイトにはあふれている。ファッショナブルなメッセンジャー達が華麗に駆け抜ける姿に交じって、最近では通勤中とおぼしき方々が、思い思いのスポーツバイクにまたがる姿も多く目にするようになった。
自転車はとても身体と環境にいい乗り物だ。エンジンは自分自身。渋滞で動かない道路も、指一本動かす事さえためらわれる満員電車も、毎夜駆け込む最終電車も関係ない。
移り変わる季節を肌で感じ、五感を駆使して走る楽しみを味わえるばかりではなく、定期的に身体を動かすことによって身に付く筋肉が姿勢を支え、スーツの似合う美しい肉体が作られていくのだ。まさに一石ニ鳥、良い事だらけ。スポーツする時間さえない!と嘆く時間があったなら、ペダルをまわそう。まさしくそれは自転車通勤を始める絶好の機会だと言える。
しかしそうは言っても、最初の一歩がなかなか踏み出せない人は多い。まず「自転車の違いが分からない」「いったいどこに買いにいけばカッコいい自転車が手に入る?」と疑問に思う方も多いだろう。
本企画の目的は、初めて自転車通勤を始めることにした方々を応援することにある。以下、準備・購入・実走と各ステップに合わせて、自転車通勤を目指す読者のお手伝いをしていきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング