オンライン広告会社の米Chitikaが米国時間2009年10月16日にまとめたインターネット利用に関する調査結果によると,ミニブログ・サービス「Twitter」のユーザーはニュースや映画の情報を追う傾向が高い。一方,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト「Facebook」のユーザーは,技術関連の情報に高い関心を寄せている。

 Twitterにおけるリンクの28.49%はニュース・サイトにつながるものだった。22.56%は映画関連サイトに,13.39%が技術系サイトに向けられていた。医療関連サイトへのリンクは7.98%だった。

 Twitterは,短時間で多くの人々に情報を伝達するという特性から,ニュース・サイトに流れるトラフィックが多いことは不思議ではない。2009年1月に旅客機がハドソン川に不時着した「ハドソン川の奇跡」では,Twitterを利用した情報発信が盛んに行われた(関連記事:「ハドソン川の奇跡」でアクセス急増,TwitterがDiggを上回る)。

 Facebookのリンクを見ると,技術系サイトに流れるトラフィックが33.22%を占めた。ライフスタイル情報へは18.29%,ニュース・サイトへは18.25%,ハウツー情報へのリンクは4.55%だった。

 Chitikaは,「Twitterのユーザーは,知識を求め,あらゆる情報を最初に知りたいと思っており,Facebookのユーザーは,最先端のファッションや話題のガジェットなどについて,精通していたいと考えている」と分析した。

[発表資料へ]