「著作権保護期間70年への延長実現に最大限努力」鳩山首相が明言


鳩山由紀夫首相

 鳩山 由紀夫首相は18日に開かれた「JASRAC創立70周年記念祝賀会」において、著作権の保護期間を現在の「著作者の死後50年」から、欧米などと同等の「著作者の死後70年」に延長するために最大限努力するとの考えを示した。

 日本音楽著作権協会(JASRAC)の船村 徹会長が「なんとしても保護期間を先進国並みの70年にしたい」と発言したことを受けて、鳩山首相が「JASRACは70周年ですから、(保護期間も)70周年に延ばすことを最大限の努力をする」と明言した。

 さらに鳩山首相は、同じく来賓として招待されていた森 喜朗元首相に「与野党を超えてこういうところはできる限り協力したい」と呼びかけると、会場に詰めかけた関係者から大きな拍手がわき起こった。

 鳩山首相の要請に対して森元首相は、「総理が70年に延ばすところまで総理をおやりになるのかはわからないが」と前置きした上で、「いずれにしても是非、諸外国並みに立派な著作権法を整備していきたい」と述べた。

JASRAC創立70周年記念祝賀会会場スピーチで「なんとか諸外国並みに、著作権保護期間を50年から70年に延長するという悲願を達成したい」とした船村会長
「総理が70年に延ばすところまで総理をおやりになるのかはわからないが」など随所にユーモアを交えたイヤミで会場をわかせた森元首相予算の仕切り直しなど民主党政策へのイヤミ満載のスピーチの後、にこやかに談笑する森元首相と鳩山首相夫妻
鳩山首相夫妻もまじえ、鏡開きが行われた。江田 五月参議院議長や平野 博文官房長官、川端 達夫 文部科学大臣も来賓として参加していた鏡開きには、森元首相や日本レコード協会の石坂 敬一会長らも参加。そのほか、山口 那津男公明党代表、渡辺 喜美みんなの党代表なども来賓として参加、錚々たる顔ぶれが揃っていた

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(増田 覚)

2009/11/18 20:13