三菱自動車工業は15日、カナダのケベック州モントリオール近郊にあるブーシャービル市の電力会社「Hydro-Quebec」(ハイドロケベック社)と、電気自動車(EV)『i-MiEV』による走行試験を実施する覚書を交わしたと発表した。
今年から2012年夏までに、主としてカナダの秋・冬の都市部での実用性を確認する試験を行う。最大で50台の i-MiEVを導入する大掛かりなEV試験となる。
ハイドロケベック社は、温室効果ガス削減の一環としてEVを積極的に普及させる方針を打ち出しており、今回の走行試験で充電特性や実用性、走行性能などのデータを集める。試験には地元自治体のブーシャービル市も協力する。