最近ますます、TwitterのせいでiPhoneばかりいじっている私ですが、ブログ読むのにもAeroReaderを使っているので手放せません。さっさとソフトバンクキャリア独占をやめてほしいと思う今日この頃。

ちょっと技術的話題になりますけど、CPUパワーも大したことのない汎用部品ばかりで作られているiPhoneのアプリの動作がなにげに軽快なのを、いままで気にしていませんでしたが別件の仕事でちょっとiPhoneアプリのプログラミング書籍がらみの仕事をすることになって、話をしてたら、たしかにドコモのiアプリとか、EZアプリも一部Javaだしなあ。Java VMのパフォーマンスにもよるんだろうけど、Objective Cでネイティブアプリのほうが軽快に動作しそうな気がする。BREWはどうなんだろう?BREWアプリはつくったことないからよーわからんな。

しかし、アップル追い出されてNeXTSTEPつくって、またアップルに戻ってきた時にNeXTSoftwareもアップルに吸収させた上に、OS7.1以降ボロボロだったMacOSの安定性を、実質中身はNeXT OSであるOS Xに半ば強引に移行させることで、ごり押し的に良くしていった経緯は見事だったと思う。

私はOS Xのあまりの使いにくさに悶絶し、モバイルノートが大きすぎて重すぎたこともあり、Windowsに全面移行したわけだけど、その後我慢し続けたマックユーザはすごいと思うよ。アプリも全部Objective Cで開発することになったわけだしね。でもそのご褒美なのかな。iPhoneは当然のようにObjective Cでアプリを作らねばならないことになったし、でもそれが大当たりしてマイナーな言語だったObjective Cが再び脚光を浴びることになったわけだな。

Objective Cといえば私は苦い思い出しかないなあ。1997年のお正月、博報堂さんから受託した仕事「電子年賀状」のサーバ環境の構築はなぜかNeXTSTEP指定だった。意味が分からん。しかもWebObjectsとかいう、NeXTのウェブアプリケーション環境で開発せねばならない。WebScriptとかいう訳の分からないスクリプト言語と、書いたこともないObjective C。しかもなぜかデータベースソフトの指定まであった。サイベースなんか使ったことねーよ。

受託した時点で強引にこちらの好きなFreeBSDとApache+Perlの環境でやれると思ったら意外に監視の目が厳しかった。。。サイベースのマニュアルを読みながら、データベースの設定をしたら独自のファイルシステムでやったほうがパフォーマンスが上がると書いてあってその通りにしたらブートの方法間違ってブートセクターを上書きしちゃってデータベースが飛んだ。。。半日前のテープバックアップが奇跡的に残っていて、ログから復活させて、被害は最小限にとどめられたが。。。

WebObjectsも負荷がかかりすぎると、テンポラリDBのロックが不十分になってスレッド間でコンフリクトみたいなことが起こってたりとか、我々のせいではないバグもあったりして苦労したが今となってはいい思い出だ。でも、Objective Cにはトラウマがあるな。まさにゾンビのように生き返ったという印象である。Javaから変換するツールもあるみたいだが、男はネイティブで開発してほしいな。

なんて、作ってる本が出たらまた告知しますね。