ゲーム以外の楽しみ方いろいろ、用途無限大のWii周辺機器。今度はバランスWiiボードが脳卒中患者の治療に使えることがわかり、普通に医療機器買うより段違いに安い! と注目を集めてますよ。
バランスボードはWiiフィットのヨガやスケボ、Miiのスキー誘導に使う周辺機器。このほど豪州メルボルン大の医師たちが調べてみたら、病院で医師が患者のバランス感覚の検査に使う「フォースプラットフォーム(force platforms)」の代用品として使えるほど感度の優れたグレードの製品であることが判明しました。
フォースプラットフォームというのは、理学療法クリニックなどが直立歩行の訓練をするのに使う、体の重心が足のどこにかかるか調べる器具のこと。
「こりゃどういうことなの?」と念のため医師たちがボードを分解し、内蔵の加速度計とひずみゲージのRAWデータを調べてみたら、これが「エクセレント」な質だったそうですよ?
「値段を聞いて衝撃を受けました。これは極めて素晴らしい歪みゲージのセットアップです」
ロス・クラーク(Ross Clark)医師はNew Scientist誌のインタビューにこう答えてます。
氏率いるチームでは早速バランスWiiボードが病院で使う1万8000ドル(約164万円)相当のフォースプラットフォームと「臨床的に同等」であることを論文にまとめ、発表しました。既存の医療機器が高くて買えない小さなクリニックにとってはグッドニュースですね。
Jack Loftus(原文/satomi)
UPDATE: 修正しました、ありがとうございます!