電気自動車(EV)の普及を目指すSIM-Drive(シムドライブ)社は22日、先行開発車事業の開始を発表した。SIMドライブのコア技術であるインホイールモーターによって「デザインの自由度が上がる」と、同事業のデザインディレクター、奥山清行氏は語る。
「これまではエンジンを中心に車をデザインしていた。今後は人間中心にデザインできるようになる。スマートグリッドなど社会と車との関係や、インフラを含めたデザインをしてゆきたい」
デザインの開発体制は、ディレクターが奥山清行氏、チーフデザイナーは江本聞夫氏(『Eliica』も担当)、ゼネラルマネージャーは畑山一郎氏。いずれも自動車デザイン分野でのキャリアが長く、国際経験も豊富だ。