民主政調会長「日銀には踏み込んだ対応要請したい」
経済閣僚委で党の要望伝える
民主党の玄葉光一郎政調会長(公務員制度改革担当相)は26日午後の経済関係閣僚委員会で、政府が検討中の追加経済対策に対する党の要望を伝えた。冒頭で「足元の最大の課題は円高・デフレであり、第一は金融政策」と強調。「日銀には迅速かつ一歩踏み込んだ対応を要請したい。財務省・日銀の連携を強化し、適切な対応を講じて頂きたい」と表明した。
経済対策は「二段構えが適当」とし、まず2010年度予算の経済危機対応・地域活性化予備費の未使用分(約9000億円)を活用した対策を「一刻も早くまとめるべき」と強調。その後の経済情勢に応じ、必要があれば補正予算の編成を検討すべきとの認識を示した。
要望分野は環境、女性就業率向上、地域経済・雇用等の3つ。具体的には家電・住宅エコポイントの拡充やハイブリッド車・電気自動車の普及促進、「幼保一体化」に関する規制緩和、新卒者の就職支援や非正規雇用の正規化――など14項目を挙げた。〔日経QUICKニュース〕