そう、電気自動車（ElectricVehicle）。
ご存知の通り、自動車のエネルギー源は化石燃料から電気に移行しつつあり、そのハイブリッド（HV)が現在大きな注目を集めいています。
そしていよいよ今年4月、三菱自動車工業のアイ・ミーヴ（i-MiEV）が、一般消費者向けに販売を開始する。
正に“これからの自動車のカタチ”であるその実態を見極めるべく、まずは実際に三菱自動車販売店に行ってみました。
昨日2月3日(水)、あえてアポイントもとらず、当社営業所近くの三菱自動車販売店に。
早速ショールームに入って「アイ・ミーブの購入を検討しているですが…」と営業の方に言ってみると、直ぐに店長を紹介頂きました。
一応インターネットでアイ・ミーブやEVに関する情報は調べてきたのですが、紳士的でとても対応の良い店長に実際に色々と聞いてみました。
■アイ・ミーブが今年の4月から一般消費者向けにも販売開始と聞いたのですが…。
□はい。一昨年(09年)に販売を開始したアイ・ミーブですが、今までは特定の法人様だけに販売していました。そこで今年4月からはいよいよ個人のお客様でもご購入頂けるようになります。
■車両本体価格が4,599,000円(消費税込)とやはり高額ですが、俗に言う「補助金」や「減/免税」は？
□はい。アイ・ミーブは「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象で補助金（139万円・2009年度の上限)の交付が受けられます。また、自動車取得税と重量税も「環境対応車普及促進税制」に基づき免除となりますので、実質のご負担は大きく軽減されます。
■なるほど。実際に購入するには？
□はい。実はアイ・ミーブの販売は5年間のメンテナンスリースを基本としています。リース会社はMMCダイヤモンドファイナンス株式会社です。これはEVという全く新しい自動車をユーザーに安心・快適に利用頂くために、整備状況をしっかりと管理させて頂く為です。
ご購入の手順としては、
①車体色やオプションの選定
②見積算出
③リース審査
④売買契約
⑤リース契約
⑥充電環境の整備
⑦登録書類の準備
⑧納車
・・・となります。
■普通のクルマと違って「⑥充電環境の整備」が必要なんですね。
□はい。もうガソリンスタンドには行く必要がなくなりますので、その代わりとなる充電設備を駐車場に用意する必要があります。しかしEVだからといって特殊な工事ではなく、一般の電気工事業者様で施工可能です。 AC200Vを推奨してますが、詳しくはこちらの資料に記載があります。
■今申し込むといつ頃の納車となるのですか？
□実は今のタイミングでハッキリとお答えするのは難しいのですが、4月から正式申込みで順次納車となりますが、すでにご予約があるので秋口頃かと思われます。
■それまでに充電設備の工事を終えておけばよいのですね。
□その通りです。
■既に納車されたお客様の反応は如何ですか？
□はい。まずはお乗り頂いた瞬間、その「無音」に皆さん驚かれます。また一回の充電で走行出来る距離を気にされる方も多かったのですが、日常使用であれば必要にして十分だという声を多く頂いています。中には「もっと容量の少ないバッテリーも用意して、価格を抑えたグレードがあってもいいのに…」という大変参考となるご意見もあります。
■現時点でアイ・ミーブ、若しくはEVに於ける課題などはありますか？
□まずは価格ですね。補助金があるとはいってもまだまだ高額です。もちろん当社でも普及価格にするために様々な努力を行っています。また充電設備の拡充も必要です。こちらも今後は他社様の協力を頂きながら急速に増えていきます。
あ、もし宜しければ今年初デリバリーのアイ・ミーブが今朝メーカーから届いたのでご覧になりますか？
■え！？ いいんですか？ 是非！！
…というわけで、駐車場でアイ・ミーブの即席レポートです。
カラーリング以外は正にi（アイ）ですが、ヘッドライトやテールランプはLED化。
室内の意匠はi-MiEV独自のデザインですが、特に違和感はありません。
バッテリー残量をチェックするパワーメーターも従来の燃料計と同じです。
まるで携帯電話（笑）
一瞬ジーッという小さな電磁音がした後に、正に「無音」で滑り出す様は感動。
店長に「子供みたいな顔してますね」と言われてしまいましたが（汗）、この“内燃機関を持たない新たな自動車”は大いに私の興味の対象となりました。
今後も色々と勉強して、アイ・ミーブはもちろん、EVに関する様々な情報をアップして行きたいと思います。