下着の中まで見透す恐るべき眼力で市民を不安に陥れた全裸スキャナーが、肝心の起爆剤はまるでキャッチできないザル男と判明、市民を二度不安に陥れています。
上の番組は1月にドイツで放映されたもの。赤ネクタイの恰幅のいい男性がいろんなものをあちゃこちゃ隠して全裸スキャンしてもらい、危険物がどの程度検出できるかプロにみてもらう検証番組ですね。
スイスアーミーナイフ、携帯、マイクロフォンは見事検出しました..が、肝心の危ないものは完全スルーです。
それが分かるのは2分07秒から。
いや~出てくる出てくる~。体腔に隠すまでもなし、です。
さらに驚くのが7分35分から。出演者が「さび~」とブルブル震えながら雪の戸外に出ていきますよ? なにやらコンクリートの台の上にフライパンを取り出しました。そう、スキャナーを通過したボトルの内容物をこの上でミックスするんですね。
「そっかー、あの靴下の中のものはこうやって使うんだ!」と分かった次の瞬間には...ひえ~タマヤ~! 残された黒焦げのフライパンには穴が開いちゃってます。
「安全のためなら生きたままの姿を数秒晒したって」とヌーディスト協会は全面支持の全裸スキャナーですが、本当にこれで安全確保できてるんだろか...。
[Schneier on Security via Boing Boing]
Brian Barrett(原文/satomi)