人間って単純なものなのかもね...
いよいよ日本国内での発売も秒読み段階に入ってくる話題のiPadですけど、ギズ読者の皆さまは買いますか? それとも今回は見送りますか? あるいは買う気なんてサラサラありません?
ちょっとまだ決めかねてるんだよねってあなたへ、先にiPadブームに沸く米国の事情から、独断と偏見で米GIZMODO編集チームが作り上げたズバリと当たる6タイプの診断表を独占公開いたしませう! きっと自分はこれだなって納得ですよん。
さぁ、間もなく上陸してくるiPadを前に悩み悩める皆々さま、続きの6パターンに自分を当てはめてみましょう。意外にあっさりと答えが出てくるかもよ~
1. とにかくアップル信者なタイプアップルさま、ジョブズさま、どこへでもお導きを~
まぁ、その愛着の度合いは人によって大いに異なりはしますけど、このタイプは間違いなくiPadを購入しますね。だって、もう心酔しきってますから、とにかくアップルがリリースしてくる新製品とあらば、どんなに前評判が悪かろうとも速攻で手に入れなきゃ気が済みませんからね。
そして、その購入時期に関しましても、ほぼ確実に発売当日のゲットにこだわってきます。必ず手に入れられるように予約を済ませ、なおかつ並んででも記念すべき新発売を祝いたいタイプが少なくありませんね。ギズ編集部には、このタイプが圧倒的に多いような...
ちなみにこういう方々の購入意見は、あまり参考にはならないかもしれません。
「やっぱ、iPadって凄いよね」
「さすがはジョブズ、時代の最先端を行ってるよ」
「アップルは革新的だからね」
ま、こんな感じで、たとえいろいろと気に入らない点があったとしても、やっぱりアップルだからねって許せちゃうタイプですんで、基本的にiPadを絶賛する感想しか聞けそうにありません。iPadに最も興奮できる幸せな人たちかも~
2. 情報を発信したがるタイプいまやウェブにブログに、だれだって情報の発信者になれる時代ですからね。だから、なんでもとにかく人より先に手に入れて評価しちゃえば、もう皆が立派なジャーナリスト...なのかどうかはさておきまして、このタイプは、1番目のタイプのようにアップル好きかどうかにかかわりなく、やはり速攻でiPadをゲットしてるでしょうね。
といいますか、すでに1カ月以上も前に米国で先行発売されちゃったわけですから、日本国内での正式販売を待たずして、もうとっくに海外へ飛ぶか、なんとか輸入するかして、普通の人よりも先に入手したiPadはこんなのですよって、ちょっぴり得意気にレビュー情報なんかを発信しまくった後という感じでしょうか。
ただし、こちらのタイプの人々の中には、どこまでもジョブズに付いていくアップル絶賛派とは違い、やや冷めた視線でアップルを批評する派が多いのも確かでしょうね。そこまで絶対にiPadを手早く買わなきゃならないとは思ってないんだけど、仕事して世間に情報を発信していくためには、いち早く波に乗って進んでいかないとねっていうのが本音でもあるのでしょうか。だから、もう用が済んだら、それほど愛着を持って使い続けるわけじゃないかも...
3. 子どもに頼んで買ってもらうタイプそうなんです、明らかにiPadが大きく狙っているユーザー層には、あまりPCを快適に使いこなせてはいない大多数の中高年男女が挙げられてますよ。そういう意味では、これまでのアップル製品にはない異色の存在かもしれませんよね。
当然ながら、このタイプは発売と同時にiPadに飛びつくわけじゃないんですけど、口コミの恐るべき力を侮ってはなりません。そのうち息子さんや娘さんをつかまえては、なんかあのテレビでやってた「アイパード」ってやつが欲しいんだけどさって迫りだします。もし仲良しのご近所さんや、一緒にランチやディナーへ出かける仕事仲間なんかが先に手に入れちゃって、ササッと使いこなしてる姿なんぞを目にした暁には、購入意欲に火がついて、今すぐにでも買いに行きたいって電話で相談を持ちかけてきますよ。
どうやら米国では、もうこういう現象が各地で見受けられてるようで、どんどん加速している感じでもあるんだとか。母の日、父の日なんてイベントにもってこいだったりしてね。日本でもiPadにそそられそうなパパママをお持ちのギズ読者の皆さま、今のうちから、そのリクエストに応えて買ってあげる代わりに、何か逆おねだりできちゃうモノを考えとくといいかもよ~ん。
4. とにかくアップルは嫌いなタイプなんでもアップルのやることは大好きだって1番目のタイプとは常に馬が合わず、正反対に位置しながら、いつもジョブズのやり方には不満をぶつけるタイプの人たちですね。まぁ、とりわけiPadのFlashをめぐっては激論が展開されてきましたし、iPadで最大の魅力となる対応アプリの審査方針に関しましても、基準が一貫してなくてよく分かんないという批判の例には事欠きませんからね。
ですから、このタイプはアップルとは対照的なオープンソースなスタンスが大好きだったりします。対抗して盛り上がってきたAndroid陣営なんて、逆に熱狂的にサポートする人が多いのもうなずけますかね。
「すべての情報はオープンに提供されるべきだ」
「不透明でクローズドなアップルの方針は許されるものではない」
「オープンソースの敵に呑まれぬよう、皆で立ち上がろう!」
こちらも負けじと激しい主張を展開してきますけど、でも、意外とiPadのことが気になって、こっそり買っちゃっては批判を貫くなんてタイプの人たちも少なからずいるようですよ...
5. ネットブックなんぞは許せないタイプiPadはネットブックではないと思いますけどね...
まぁ、その位置づけに関する定義はさておきまして、世で低価格を武器に一時は流行ったネットブックというものに、そもそも何の魅力も感じなかったというタイプの人って、結構いるんじゃないでしょうかね。
「あの低スペックはなんぞや」
「あんな小さくて使いにくいものに、たとえわずかでも金を出す気が知れん」
「PCでいいじゃない。何ゆえネットブックなど、わざわざ必要なのか分からないね」
そう言い続けてきたバリバリとPCを活用するタイプのこうした人たちは、もしもネットブックの延長線上でしかiPadを評価できなければ、きっと購入することはないでしょうかね。PCと違ってできないことだらけですし、決してiPadはハイスペックとは呼べないですからね。本格的なPCのような役割をiPadに期待するなんてできませんし、それなら当初の購入は見送っておいたほうがいいでしょう...
6. なぜかとにかく買ってしまうタイプ購入理由もなんとなく~
なぜiPadを買うのか? どういう条件を満たすならiPadの購入に踏み切るべきか? そんな難しいことは、いちいち考えたりしません。そもそもアップルがアプリの審査方針を明示してないだの、それゆえにオープンでないとの批判が集中しているだの、iPadではFlashなどの見れないコンテンツがあるだの、最初から知ることすらありません。
とにかく便利でクールな感じがするし、話題にもなってて、まずまずの低価格でもありますから、いつの間にか買っちゃうタイプです。購入後も、ちょっとインターネットをしてメールを楽しむ程度なので、大してiPadを使いこなすわけでもないんですけど、それほど不満が出てくるわけでもありませんね。
まぁ、ガジェットなんてそんなものなのかもしれませんよね。スペックや機能まで細かく調査しなくっても、取りあえず買ってしまうと使えます。あとはそのユーザーが満足してれば、難しいことは分かんなくてもいいんじゃないでしょうか。
いかがでしたか? わりとどれかに当てはまっちゃったんじゃないでしょうかね?
もちろん、そんなに実際は単純に類別できるものでもないですし、ステレオタイプに振り分けられると気分を害しちゃう人だっているでしょうけど、ここまで日本での登場前から話題になる製品って、このところそんなにはありませんでしたから、やっぱりそういう意味ではiPadは真に革新的なんでしょうね。
もうちょっとバッサリと二分しまして、今回はiPadを買う派か、いやいやiPadは買わずに見送る派かを診断してみるのもいいかもしれません。なにはともあれ国内発売日が楽しみですよね~
Adam Frucci(原文/湯木進悟)