au新商品発表!スマートフォン競争が激しくなる中での勝ち抜き戦略は? | ジャパンレボリューションプロジェクト日記

au新商品発表!スマートフォン競争が激しくなる中での勝ち抜き戦略は?

こんにちは!編集局松岡です。

いや~今日の11:00から盛り上がりましたねぇ、auの新商品発表会。なんと発表会を生中継したUstreamの最大視聴者数が12,000人を越え、同時視聴者数世界一位を獲得したそうで、その注目度の高さがうかがえます。

Android au 始動!UST中継視聴者数12000越えで大盛り上がり。(togetter)


というわけで早速今日発表されたauの新商品。新サービスを見ていきましょう。

(続きを読まれる方は下の“続きをよむ”をクリック!)


auのスマートフォン「IS series」の新ラインナップについて
au携帯電話の新ラインナップの発売について
「iida」の新ラインナップ発売について
KDDIとSkypeの戦略的包括提携「Skype™ au」の提供について
auのAndroid™ 搭載スマートフォン向けソーシャルアドレス帳機能「jibe」の搭載について
auのAndroid™搭載スマートフォン向けアプリケーションの拡充について
「EVDOマルチキャリア」技術に対応した高速データ通信「WIN HIGH SPEED」の提供開始について
電子ブックリーダー「biblio Leaf SP02」の発売について
モバイルルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」およびモバイル無線LANターミナル「NEX-fi」の発売について
Android™ 2.2、7.0インチディスプレー搭載のタブレット端末サムスン電子製「SMT-i9100」の発売について


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NEW COLLECTION 2010 WINTER 2011 SPRING

サービス面での目玉は、CEATEC前日に行われたIS03発表会の時に、田中専務自ら「禁断の…」と漏らしていたアプリ。それはSkype社との包括提携による、「回線交換でのSkype通信の提供」と「スマートフォンだけでなく通常端末へBREWアプリとしてのSkypeの提供」というものでした。

3G回線でのSkypeの接続は既に米Verizon Wirelessで提供済みですが、その内容は

・Skype to Skypeの無料通話
・格安での国際電話
・Skypeユーザー間のチャット送受信
・ユーザーのログイン状態チェック

となっており今日のところはauでは未発表の利用料金に関しても、このVerizonの例が参考になると思われます。

またもう一つ目玉のアプリとして発表されたのが、ソーシャルサービスを横断的に利用できる統合アドレス帳「Jibe」。

Jibe Mobile

リンク先は本家のものですが、これに日本でアレンジを加え、mixi/GREE/ホットペッパー/じゃらん等々日本独自のサービスにも対応し、これぞauのキラーアプリとなりそうなポテンシャルがあります。

一方端末のほうは、とりあえずスマートフォンISシリーズだけ見てい来ますと、発表済みIS03に加えて

・IS04 東芝製/Android2.1/Felica・ワンセグ・赤外線あり/1200万画素カメラ・防水
・IS05 シャープ製/Android2.2/Felica・ワンセグ・赤外線あり/IS03より小型で女性ターゲット
・IS06 パンテック製/Android2.2/Felica・ワンセグ・赤外線無し/109gと最軽量、発売早い

という三機種が加わり、「Android au」というキャッチコピーにたがわぬ豊富なラインナップとなりました。

先行発表されたIS03が、比較的おとなしめのデザイン+カラバリかつ画面解像度を高くして、その良さが万人にわかりやすい、ど真ん中を狙った直球マシンになっているのに対し、

・IS04は防水や高画素カメラなど機能豊富で、高機能携帯を求める人向けのエッジの利いたデザイン
・IS05は小型かつビビッドなカラバリ(iPhone4より高さ・幅とも3mm小さく女性が持ちやすい)
・IS06は小型かつ冬発売の段階で2.2搭載などスマートフォンマニア向け

というように、今日発表の三機種はターゲットをよりはっきりとさせた製品となっており、全てを平均値的に備えたIS03は「とりあえず話題になっているスマートフォンにしてみようか」と考えるスマートフォン初心者層。IS04/IS05/IS06は「ある程度スマートフォンに詳しく、iPhoneやXperiaと比較してどれを買うか」と考えるスマートフォン中級者層に向いているのではないかと考えます。

ただどちらにしても、これからISシリーズを買う人々というのは、今までの積極的に携帯電話を買い替えたり、パソコンやデジタルモノに詳しかった層ではなく、

「スマートフォンって何?」
「スマートフォンってどう?」
「どうやって使うの?」
「難しそう…」
「何をすればいいのかわからない」

というような層が増えてくることが予想されます。

今日の発表会の質疑応答でも、「スマートフォンのサポートはどうするのですか?」という質問が田中専務と増田本部長にとんでいましたが、スマートフォンが販売の主力になった時は、販売現場にかかる負担は今以上に増大するのではないでしょうか。

そんななかでiPhoneアプリ紹介サイトの大御所「AppBank」さんが、ネットだけでなくリアルに店頭で初心者向けアプリケーション訴求イベントをやったのは、非常に効果的だったと思います。

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「ベスト電器福岡本店」にてiPhone初心者向けイベントを開催、中学生からお年寄りまで参加してくれました。(AppBankさん)


より高度な知識を持ったスタッフの教育、店頭での分かりやすいスマートフォンの訴求や、ただ置いておくだけではない質問が出来るタッチアンドイベントの開催。

これから激しくなる携帯電話各社のスマートフォン競争の中で、このような地道な販促活動をきっちり行ったところが、案外評価を上げるのかな?と思った今日のau ISシリーズの発表でした。

その他の商品も明日以降、随時取り上げていく予定です。