ネット選挙、参院選で解禁 ツイッターは見送り
期間中のHP・ブログ更新、参院民主が了承
民主党は12日午前の参院議員総会で、夏の参院選からのインターネットを利用した選挙運動の一部解禁を了承した。候補者本人と党本部による選挙期間中のホームページやブログの更新を認める。メール利用については「なりすまし」の防止策や法律違反時の罰則規定の策定に時間がかかるとして今回は見送る。自民党も参院選からのネット利用に積極的で、与野党は今国会での成立に向けた最終調整に入る。
国会議員の間でも急速に利用者が増えているミニブログ、ツイッターに関しても民主党内で慎重論が強く、解禁は時期尚早と判断した。
ネット選挙は2008年の米大統領選で、オバマ大統領とクリントン国務長官の激戦となった民主党予備選での活用が日本でも話題を集め、議員の間でも解禁論が高まっていた。民主党が10日までに実施した所属議員へのアンケートでも約160人が回答し、大半がホームページとブログ利用に賛成した。
参院は民主党や自民党など各党の代表者による協議会(座長・桜井充民主党参院政審会長)を開き、各党案を持ち寄って協議したうえ、全会一致での公職選挙法改正をめざす。