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「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」に行ってきた

2010年07月30日 雑記
東京国立近代美術館で開催中の「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」に行ってきました。



この展覧会の面白いと思ったところは…
展覧会のポイント!

・7組の建築家による展覧会
・新作インスタレーションを展示
・作品の写真撮影もOK(条件付)
・開催は当館のみ
・開館中に会場内でダンスを上演予定
・カタログなど印刷物は中島英樹がデザイン
個人的には、「作品の写真撮影もOK」なところです。

7組の建築家による作品を、下記条件にそって自由に撮影することができます。
・三脚の使用はご遠慮ください。
・フラッシュの使用はご遠慮ください。
・作品に触れないでください。
・動画の撮影はご遠慮ください。
・他の来館者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。
会場で三脚やフラッシュを使われたら邪魔でしょうがないので、当たり前とも言える条件です。
しかも、「Flickr: 建築はどこにあるの? Where is Architecture?」という投稿サイトまで用意されています。なかなか新しい試みだと思います。

ということで、「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」に行って写真を撮ってきました。


チケットを渡し、会場に入ると、目の前には中村竜治氏の「とうもろこし畑」が。
レーザーカットされたジグザグ状の繊細な部材を丁寧に折り曲げた上で、それら同士を点付け接着させていくという膨大な作業量によって実現されていて、その姿は圧巻です。



会場は動画撮影禁止ですが、作者本人によるムービーがYouTubeにアップされていました。
こんな感じの不思議空間になります。紙でできてるとは思えない出来です。
いくら静止画や動画で撮っても、やっぱり本物の迫力にはかないませんけどね。



そして、すぐそばにはクマが。
めちゃくちゃかわいくて、うちにも一匹欲しくなりました。





続いて、中山英之氏の「草原の大きな扉」。
突然トビラが置かれていると、ついつい興味を持ってしまいます。






撮影の許可は出ていますが、「フラッシュ、三脚禁止」で、それほど照明も明るくないため、写真を撮るのはけっこう難しかったりします。



1/3のミニチュア世界は見ていて楽しかったです。



実際はこれくらい小さいイスですからね。





他には、真っ暗な部屋に赤いレーザーが光っている場所があったり(内藤廣氏の「赤縞」)。





伊東豊雄氏の「うちのうちのうち」などがありました。










7組の建築家の中では、中村竜治氏と中山英之氏の作品が良かったです。
「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」のテーマである「建築はどこにあるの?」の部分については、正直よくわからない部分もありました。
でもよくわからなくても、わからないまま写真に収めても良いところが、展覧会の楽しみを一つ増やしてくれたような気がします。

思っていたよりもずっと楽しく、行って良かったと思いました。
建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」は、8月8日(日)まで開催です。興味を持ったら行ってみてください。