- leaf_parsley
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今朝、尿について検索していた時に、ちょっと面白い論文を見つけたので報告。http://t.co/yMd1HHNa 都市部と農村部の子ども達の尿中の酸化ストレスマーカーの比較なんですが、被曝量が農村部の方が大きくても、酸化ストレスは都市部の方が大きかったという話。byトンデルさん。
2012-04-12 14:08:23@leaf_parsley つまり、論文を作成した時点(おそらく2004年付近)ではすでに、チェルノブイリの放射性物質による影響は、酸化ストレスに限ると、都市生活による弊害のほうが大きくなっているということだそうです。
2012-04-12 14:11:35内部被曝の指標と言って測定するクリニック顔色なし RT @leaf_parsley 論文http://t.co/6X1RmPOP 作成時点(おそらく2004年付近)ではすでに、チェルノブイリの放射性物質による影響は、酸化ストレスに限ると、都市生活による弊害のほうが大きくなっている
2012-04-12 14:32:27ほほう。あのTondelさんの論文ですね。 RT @leaf_parsley 論文http://t.co/66KsbEnM 作成時点(おそらく2004年付近)ではすでに、チェルノブイリの放射性物質による影響は、酸化ストレスに限ると、都市生活による弊害のほうが大きくなっている
2012-04-12 14:38:23@katukawa そうなんです。 「予想と異なり」と明記して、データに忠実に結論を導いていたので、良い論文だなあと思いました。
2012-04-12 14:41:27これは勇気づけられる内容ですね。読める人は、ぜひ読んでほしい。 RT @leaf_parsley: @katukawa そうなんです。「予想と異なり」と明記して、データに忠実に結論を導いていたので、良い論文だなあと思いました。
2012-04-12 14:51:38Tondel et al. (2005)の内容をかいつまんで説明。DNAを修復するときにでてくる、8-OHdGという物質の尿中濃度を調べると、その人のDNAが、どのぐらい損傷ストレスにさらされているかの指標になる。 http://t.co/66KsbEnM
2012-04-12 14:55:09汚染地域(年間1.77mSv)と非汚染地域(年間0.25mSv)の子供の尿中8-OHdG 濃度を比較したところ、それぞれ8.49nmol/L, 18.75nmol/Lとなった。p<0.001で、汚染地域の子供の方が有意に低くなった。
2012-04-12 14:56:43@katukawa @leaf_parsley 興味深いですね。ただし8-OHdGで測定できるのは全身の平均的な酸化ストレスですので、組織微小環境の変化まではわかりません。引き続き注目が必要ですね。
2012-04-12 14:58:54Tondelらは、汚染の激しい地域ほど、DNA修復の頻度が高くなり、結果として、8-OHdGの濃度が高くなると予想をしたが、全く逆の結果となった。放射性セシウムよりも、都市生活のストレスの方が、DNA損傷に寄与していることが示唆された。という内容。
2012-04-12 15:02:24なるほど、局所的な影響は、別の指標が必要なのですね。 RT @sivad: @katukawa @leaf_parsley 興味深いですね。ただし8-OHdGで測定できるのは全身の平均的な酸化ストレスですので、組織微小環境の変化まではわかりません。引き続き注目が必要ですね。
2012-04-12 15:04:40@katukawa @leaf_parsley そうですね。ガンも大きくなれば8-OHdGで相関が出てくるようですが、早期の微小な状態を検出するのは無理ですね。
2012-04-12 15:13:57論文では大気汚染が最初に記載。私は喫煙より問題だと思う。 RT @katukawa: Tondelらは‥放射性セシウムよりも、都市生活のストレスの方が、DNA損傷に寄与していることが示唆された。という内容。http://t.co/zGQTiHUw @leaf_parsley
2012-04-12 15:15:51喫煙より大気汚染が問題だと思う。→という先ほどのtweetに関しては「化学物質の功罪―正しい理解への処方箋」(榎本眞) http://t.co/03bLZTf6 を読まれたし。 http://t.co/gkejWRIr… @leaf_parsley
2012-04-12 15:33:44これ学位論文、引用論文V.が見つけた報告。p 27~28にトンデル氏自身の考察。http://t.co/fDtsTrhX RT @leaf_parsley: 今朝、尿について検索していた時に、ちょっと面白い論文を見つけたので報告。http://t.co/H3fOIoF5 .略
2012-04-12 17:37:53ついでに1986年付近の子ども達のデータ
@parasite2006 あ、ついでに1987年付近の尿量データも探していたんですが、ありました。 ゴメリですが、尿中濃度高いです。 http://t.co/xDbXRS9X
2012-04-12 14:34:36@leaf_parsley @parasite2006 Table 5. Radionuclides in organisms of children from Gomel region です。 ついでに、セシウム134とPotassium40がバカにならない数字です。
2012-04-12 14:38:04@leaf_parsley 1986年のベラルーシ30Kゾーンとゴメリ地区の子ども達のWBC、血中濃度、尿中濃度の表 http://t.co/pEl8is3h 原典は(PDF)http://t.co/lf5zKJry
2012-04-12 14:55:01@leaf_parsley 有難うございます。nCi/L単位ですか。これからBq単位に換算しないと。1986年と1987年、よくこんな古いデータが残っていたと驚きます。出典書いてませんがベラルーシ科学アカデミー紀要あたりでしょうか
2012-04-12 14:58:02@parasite2006 Institute of Nuclear Energy of the Academy of Sciences of Belarus と論文内に記述があるので、おそらくご推測の通りかと思います。 自分も「ゴメリちゃんと測ってるじゃん」って思ったです。
2012-04-12 15:01:46ゴメリのデータは1989年のものです
(その後論文の作成時期は1996年と推定)