■スタイルキューブ声優オーディション | たかみゆきひさオフィシャルブログ「shadowcube」Powered by Ameba

■スタイルキューブ声優オーディション

いよいよスタイルキューブでも新人オーディションすることになりました。
オーディション情報はこちら

そこで、より弊社を理解して頂くためのブログその1。


新人声優のオーディションですが、僕らは所謂よくあるオーディションの審査とは違った目線でオーディションをします。


僕はこれまでオーディションにまつわる記事をいくつか(このへん とかこのへん )書いてますので、読んでおくとなんとなくうちの会社の傾向がわかるかも知れません。


また、
声優のオーディションなのに一次審査で声を聞かないの!?
って人がいると思います。

声優のオーディションなので、もちろん声は聞きます。
でもまずは書類審査です。

僕らは書類審査だけでもかなり隅々まで見て判断します。
僕がアイドルものを手がけてきた経緯があるためか外見重視なんじゃないかとか、それは若干違います。

もちろん外見も見ますが、
それは所謂一般的な目で可愛いとか綺麗とかそういう考え方では見ません。
その辺はお間違えなく。
書類審査で送られてくる書類や写真の中には普通の人では見て取れない膨大な情報が詰まっています。
うちは、一次審査書類の見方にかなりノウハウの蓄積がありますので、そこには自信があります。
だから書類審査の段階でかなり真剣勝負です。
二次審査以降はさらに真剣勝負ですが。


今回のオーディションでは年齢は下は9歳からということになっています。
これには大きな意味があります。
僕はプライベートでは子供の情操教育に熱心に取り組んでいます。

これは僕が20年程前に「ひらけ!ポンキッキ」に関わらせていただいた時からテーマにしていることであり、そのコンセプトはタレントの教育にも活かされています。
初期段階のタレントの教育はとても重要で、それは子供の教育に通じるところがあります。
同時に人間性の教育でもあります。

世の中に溢れている教育というものは現実社会に適応する人材の教育ではなく、理想社会に対する人材教育であるため、現実性が無いことが多いです。

我々の教育テーマは

理想を追い求めた上で現実社会に適応できる人材の育成

です。


小倉唯や石原夏織といった我々がオーディションでとった時に特に若く、未成年だった子には親御さんに

「僕らはタレントととして育てるだけでなく、人生の一部を預かる上で、人としての生き方も教えます」

と伝えています。

理想は高く持ってもらいたい。
しかし、理想に近づく為には現実を知らねばなりません。
それは時にとても過酷なことであり、その過酷な現実を克服し、自分の力でつかみとる能力が必要です。
そのための人としての教育はとても大事です。


弊社のタレントはみんな真面目で礼儀正しく、そして「いい子」です。
これは弊社のタレントの自慢できるところのひとつです。
(逆に「いい子」でないと続けるのは難しいかも)

それだけでなく学校の成績が優秀だったり。
元々その素養はあったとしても、この仕事をし始めてから成績が上がった子たちが多いのです。
これは物事に取り組むことの考え方の向上に起因していると考えます。

こういったことから、将来を見据えた人材教育の一環として、今回年齢を下げて募集しています。
ですので、若くしてデビューさせるのが目的と言うことではないことをまずはご了承下さい。
もちろん、ふさわしい人材がいれば若くしてデビューと言うこともありすが、そんなことは通常は殆どありません。


ということで、将来も含めて多角的に見るオーディションであることを念頭に入れて頂けるとありがたいです。