そろそろ来年の年賀状を用意する時期だが、有名人はどのような年賀状を出しているのだろうか。
「この年になってね、季節行事なんてもうどうでもいいんですよ。年賀状は生きてるかどうかの安否確認の手段でしかないんですよ」
と話すのは今年90才を迎えた作家の佐藤愛子さん。とはいうものの、1997年から2012年まで孫と凝りに凝った年賀状を作ってきた。
「孫とトトロの衣装を着て写真を撮ったのがはじまり。面白いから年賀状に使おうって。それから毎年撮るようになったんです」(佐藤さん)
孫と遊びながら成長記録も兼ねて作り始めた年賀状だったが、孫が思春期に入ると、撮るのを嫌がるようになった。
「娘が“おばあちゃんの楽しみなんてこれだけなんだから、つきあってあげなさい”なんて説得して。でも撮ってるうちに孫も楽しくなってくるんですよ。やっぱり私の血をひいてるんだなぁ」(佐藤さん)
※女性セブン2013年12月19日号