これまで株取引になんとなく苦手意識のあった方でも、このサービスの内容を聞けばちょっぴり興味がわくのではないでしょうか? 今夏、Facebookでは米企業の株が仲介業者をはさまず直接買えるようになります。
このサービスの強みはいくつかありますが、まずはなんといってもFacebookが非常に身近なメディアであるというということ。リアルタイムに変動する株式市場において、いつでもどこでもアクセスできるのは非常に重要なポイントです。
そして、Facebookの企業ページに行けば誰でもすぐに株が買えること。購入できる株は10ドルという少額から選択でき、しかも3クリックで購入完了と非常にスピーディー。ウォールに書き込むよりも早く株を購入できるという驚愕の敷居の低さです。
さらに、利用者は手数料などを支払う必要もありません。なんと、このシステムを実際に運用するLoyal3というサンフランシスコ企業が支払いを一部負担してくれるんですね。こんなに至れり尽くせりでいいのでしょうか...。
同社によると、米国で株を所有している世帯はたったの18%。これからさらに大きな市場を掘り起こせると考えているようです。また、いったん株を購入するとその企業についての関心が飛躍的に高まるので、Facebookページ自体の活性化にもつながる可能性が大きいとみているそうですよ。
Facebook 元CPO(チーフ・プライバシー・オフィサー)でありLoyal3 取締役のクリス・ケリー(Chris Kelly)さんも「多くの意味において『Like(いいね!)』ボタンが新時代を迎える」と自信を見せています。
Facebookで株を購入できるようになったら、Facebookページはその重要度が高まるだけでなく、掲載内容やユーザコミュニケーションもあらためて試行錯誤のフェーズに入ることが予想されます。また株式市場にもさまざまなインパクトがあるかもしれませんね。
このサービス、今年6月までには開始とのことです。
[Loyal3 via Business Insider]
Rumi(Casey Chan)