ペット好き必見! 不動産屋の著者が描くペットをめぐる住宅事情

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一般社団法人ペットフード協会が発表した『平成22年全国犬・猫飼育実態調査』によると、犬は11,861,000匹、猫は9,612,000匹、合計21,473,000匹が飼育されているそうだ。
日本の人口は127,767,994人(平成17年度国勢調査より)だから、約6人に一人が犬か猫を飼っている計算になる。

だが、これだけ多くの人がペットを飼育しているにも関わらず、ペットと住める住居は驚くほど少ないのが実情だ。特に4月からの新生活に向けて、物件をお探し中の方は頭を悩ましていると思う。

そこで今回はペットを飼う人々と、不動産屋とのやりとりを4コマ漫画で描いた『まねきねこ不動産』(著:空乃さかな)をご紹介しよう。
可愛らしい絵柄とは裏腹に、実際に不動産屋に勤務する著者が描いているだけあって、同作の内容はかなりシビアだ。
なにしろ、表紙に描かれている猫からして、夜逃げした店子に置き去りにされ、主人公の勤務する不動産屋では保健所送りが検討されるという悲惨さなのだ。

ちなみに、そんな辛口の同作によると、「ペット可物件てのは、ぶっちゃけロクなのがありません。“家賃が高い”“築年数が古い”“地域が遠い”」だそうだ。
「賃貸が駄目なら、いっそマンションを購入してしまおう!」
そう考えて不動産屋を尋ねる人も多いという。しかし、実は分譲マンションでも、ペット不可の物が多いので要注意だそうだ。

その他にも多頭飼いの賃貸物件探しが難しい理由や、隠れてペットを飼う店子と、家主・不動産屋との攻防などが、笑いを交えながら紹介されている。
4月から新生活を始める方はもちろん、ペットを飼っている方や飼いたい方は、ぜひ同作を読んで対策を練って欲しい。

(Written by 伊藤清美)


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