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中国人 日本人にネットで「犬め、俺らとまた一戦やるのか?」

 テレビや新聞ではまったく報じられない中国の反日デモの真相――なぜ若者たちは、あれほどまでに日本への敵意をむき出しにするのか。元凶は、現在の中国の若者たちが叩き込まれた反日歴史教育にある。そして、その歪められた教育は中国政府が、戦後50年も経過した1990年代半ばから、ある目的で確信犯的に行なってきたものなのだ。

〈小日本め、何をしようと、釣魚島は我が国の釣魚島だ。犬め、おれらとまた一戦やるのか? 中国人民がひとりひとり痰をはいて、大海を越えてお前らに届けてやるぜ。でも、中国の政治にも汚職がはびこっているからな。自分の病根すら治せないのにどうして日本の息の根を止められるというんだ?〉

 10月16日に河南省の鄭州で行なわれた反日デモに際し、インターネット掲示板に書かれた書き込みだ。多くの掲示板が中国政府によって閉鎖されるなか、かろうじて検閲をくぐり抜けた中国の若者の本音である。

※週刊ポスト2010年11月12日号

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