標準語だと思っていた気になる方言まとめ | 自由人がちょこっと気になるニュース速報

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普段通り使っている標準語と自分は思っていても

社会に出るといろんな人と出会い、それが方言だと気づかされることも

多いようです。



そこで初めて方言と気づくこともあり、意外と標準語だと思われがちな方言を

まとめてみると面白い結果が見えてきましたのでまとめました。



この記事は「標準語だと思って使っていた方言」について、
COBS ONLINEの読者1,000人にアンケートを参考に書いております。

調査期間:2011/6/15~2011/6/19
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)


■学校で使われている言葉は「方言」が多い!?

「標準語だと思って使っていたら、意味が通じなかった経験はありますか?」の問いに
「はい」と答えた人は1,000人中323人。


例えば、「学校の掃除時間」に使っていた言葉として

・ごみを捨てる → ごみを投げる (北海道/秋田/青森/山形など、主に東北地方)
        → ごみをほかす (奈良/滋賀/京都/兵庫/大阪など、主に関西地方)
        → ごみをほかる (愛知)
        → ごみをほる  (三重)
などがあります。

三重出身の人は「ごみ捨て当番」を「ごみほり当番」と言っていたそうです。


また、学校の掃除時間に机を前や後ろに運ぶとき、
愛知や三重では「机をつってください」、愛媛では「机をかいてください」と
号令をかけるようで、「ほかの地方で通じなくてびっくりした」と回答しています。

掃除に関しては、ほうきで「掃く」ことを、福岡などでは「はわく」と言うそうで、
福岡出身の多くの人がこの方言を回答しています。


■「ラーフル」、「さし」、「とりのこ用紙」って何?

さらに、学校で使う「もの」に関して通じなかった方言も多く寄せられました。

例えば
・黒板消し → ラーフル(宮崎/鹿児島など、南九州地方)

・定規   → さし(広島/愛媛/兵庫/大阪など、中四国関西地方)
      → 線引き(静岡/愛知など、東海地方)

・模造紙  → とりのこ用紙(愛媛)
      → 大洋紙(新潟)
      → ビー紙(三重/愛知)


そのほか、愛知では「休み時間」のことを「放課」、
栃木や千葉など関東地方では「うしろ」のことを「裏」、
山形の内陸部では「上履き」のことを「内ズック」と言うのだとか。

使用例として「放課に職員室に来ること」、「教室の裏に座って」、
「内ズックを忘れないように」などがあげられています。

また、給食時間のあいさつとして、長野では「ごちそうさまでした」を
「いただきました」と言うそうだ。

これらの方言を「標準語」だと思ってしまったのは、
「学校で使われている=全国共通のはず!」という思い込みがあるのかもしれません。


■おなか太った? ―飲み会で通じなかった方言

次に多く寄せられたのが、食事や飲み会で使って通じなかった方言の数々です。

例えば、

「おなかいっぱいになった?」と聞いたつもりで「おなか太った?」と言ったら、
相手が不機嫌になってしまった、と言うのは広島出身の方。

「満腹」を意味する方言はほかの地方にもあるようで、香川では「おなか起きた」、
和歌山など関西では「おなかおっきい」、新潟では「はらくっちゃい」、
石川では「くっつり」、三重では「ずつない」と言うそうです。

また、飲み物などが「コップからあふれそうな状態」を、
高知や徳島などの四国地方では「まけまけいっぱい」、
福井では「つるつるいっぱい」と表現するのだとか。

「今にもこぼれそうだったので『ビールがまけるよ』と言ったけれど、
ほかの人に通じなかった」(女性/28歳/愛媛)という回答が寄せられている。

そのほか、サワーやジュース、ドレッシングなどの中身が「沈殿(分離)している状態」を、
三重、和歌山などでは「とごる」と言い、長野や静岡では「こずむ」と言うそう。

水に関係する方言で多かったのが「うるかす」という言葉。

北海道出身者のほとんどがこの方言を回答していて、「水につけてふやかす」ことだと言います。
北海道だけでなく、宮城や山形など東北地方の一部でも使われているようです。


■「この服、なんかいずい」

例えば、山口・広島出身の10人以上の方から寄せられた「たう」という方言。

高いものに手が届かなかったときなどに、「ちょっと、あれたわんけぇとってーや」
(あれに手が届かないので取ってください)と使うそう。

また、北海道や宮城で使われる「いずい」という方言も、一言で複雑なニュアンスを
表現するため、標準語に直すのが難しいのだとか。

例えば「この服、なんかいずい」(この服、なんだかしっくりこない)というように、
ちょっと違和感があるときや、なんとなく合っていないときに使うといいます。

栃木や茨城では、相手を心配しているときや何か問題があるときに、
「大丈夫?」と聞くかわりに「だいじ」と言うそう。

(近藤雪江/ユンブル)


上記のことから地方地方で1つの意味でも方言で違う意味になってしまう

方言も多々あるようで気になる方言も多数存在しますね。


意外と標準語だと思っていた言葉でも知られていない方言も

あったのではないでしょうか?


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