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投資の心得「半年の生活費を確保した余りを資金に」と専門家

ゆとりのある老後の生活を送るには、最低でも3000万円の貯蓄が必要といわれる。老後も視野に入れ、堅実にコツコツ貯蓄することがお金を貯める基本ではあるけれど、低金利の時代、将来に備えて大きく増やすことを考えるなら投資も検討したい方法だ。

値上がりに期待できる半面、預貯金と違って元本保証がないのが投資の特徴。商品によって、特徴やリスクの大きさは異なるものの、お金を減らす可能性もあるので注意が必要だ。ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんはこう語る。

「投資は余裕資金がある場合に、無理のない範囲で行いましょう。最低でも半年分の生活費を確保し、さらに残ったお金があれば考えてもいいと思います。生活費や近いうちに使う予定のあるお金を投資に回してはいけません」

また、投資を始める前には、お金を増やす目的をはっきりさせておくことも重要だ。

「例えば、老後資金目的なら、ご主人が定年退職するまで運用する方法もあります。何のためにいつまで運用するかを決めておけば、それに合った投資方法も見つけやすくなります」(氏家さん)

とはいえ、投資をするならそれなりの勉強や、為替相場や株価のチェックといったことも必要になる。お金を増やしたいがために、無駄なストレスを抱えるのは考えものなので、まずは自分が投資に向いているかどうか、見極めることも大切だ。

※女性セブン2011年6月23日号

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