異種格闘技選手の秋山成勲さん(36)が17日、自身のツイッター上でフォロワーからの竹島(韓国名:独島)についての質問に答え、注目を集めた。韓国の複数のメディアが報じた。

 韓国メディアは、「秋山成勲『独島はみんなのもの』発言が論議」「秋山成勲 『独島は日韓両方のもの』発言」などと題し、在日同胞の異種格闘技選手であるチュ・ソンフン(秋成勲・韓国名)が「独島は私たちすべてのもの」という発言で論議の俎上(そじょう)に上がったと伝えた。  発端は、ある日本人のインターネットユーザーの「秋山さん、竹島は日本、韓国どちらの領土だとお考えですか?」との質問から始まった。これに対し秋山さんは「ん〜。 難しい問題ですね。自分的にはもともと誰の物でもないから、みんなの物じゃないですか!」と答えた。

 この発言が伝えられると、韓国のネットユーザーから「独島がもともと誰のでもないなんて不合理だ」「他の方法で答えることもできたのに」「独島は当然私たちの領土なのにどういうことなのか?」との非難が殺到した。

 一方で、一部のネットユーザーは「どのように答えても、悪口が返ってくるような質問」「日本国籍のチュ・ジフンに、われわれのような回答を望むのは酷だ」「彼は両国のファンを意識しないといけない」という、秋山さん自身の立場を考慮するような意見も見られた。

 韓国メディアは、在日同胞3世の父と韓国人の母の間に生まれた彼にとって、今回の独島に関する質問は明らかに答えるのが難しい問題であるとの見方を示した。18日午前現在、秋山さんの返答はすでに削除されている。(編集担当:李信恵・山口幸治)