左より竹中直人、米倉涼子
 4月25日より世界各国で公開され、5月4日には公開となった全米では3週連続1位を獲得している最強映画『アベンジャーズ』。早くも全世界興行収入は11億8000万ドルを突破し、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(6位、10億6617万ドル)を上回る歴代4位にランクインを果たし、ディズニー配給映画史上、過去最高の記録を達成している。

 日本語吹き替えキャストでは、紅一点の女スパイ=ブラック・ウィドウ役を演じる女優・米倉涼子に続き、アベンジャーズを統率する司令官ニック・フューリー役に俳優・竹中直人の参加が決定。8月17日の日本公開を控え、24日には“勝ち運”を招くとされている増上寺にて、竹中と米倉が日本での大ヒットを祈願した。

 祈願を終えて、竹中は「すごく感動しちゃいましたね。こんなヒット祈願したの初めてだったし、楽器の音色がすごく気持ち良くて、眠くなっちゃった(笑)。心が洗われた気分です。」と述べ、米倉は「鳥肌が立ちました。太鼓の音とかすごく派手で、元気で、ビックリしちゃいました。『イケる!』と思いました。」とコメント。

 アフレコの感想について、米倉は「私は生まれて初めてやったので緊張しました。恥ずかしいからカーテンを閉めさせて頂いて、やってました。スカーレット・ヨハンソンにお会いした時に『ジャック・ダニエルをいっぱい飲んで、タバコをいっぱい吸って、ガラガラ声でハスキーによろしく!」と言われてたので、いつもの自分のトーンよりはもう少し低めに話してました。」とエピソードを明かした。

 一方、今日もこの後に最後のアフレコを行うという竹中は「やっている内にサミュエル・L・ジャクソンが自分の顔に見えてきちゃうんですよね。やってて違和感が無いというか、ほとんど地声でやってましたね。フューリーは佇まいに色気があるんですよ。ちょっと振り向いただけで『あぁ、たまらない!』という感じで。呼吸感を出すのがかなり楽しくやることができましたね。コートもかっこ良かったし、みんな衣装が素敵だよね。」とすっかり役にハマった様子。竹中のアフレコを聞いた米倉は「ドスが効いてて、かっこ良かったですよ。本当に素敵ですから。」と太鼓判を押した。

  

 続いて、本作の見所を聞かれると、竹中は「全部を観なければ映画の面白さは伝わらないですから。全てが見所です。だから、僕はいつも『見所は無い』と答えます。もう素晴らしい作品ですから。でも、私と米倉さんの吹き替え版で観て欲しいなというのが見所でしょうね。スカーレット・ヨハンソンの美しさを見ながら米倉さんの声を、2倍楽しめるということが1番ですね。」と米倉を絶賛し、本作が8年ぶりの共演となる二人は互いを褒め称えた。

 アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ホークアイと最強のヒーロー達が集結する本作。紅一点の女スパイ役を演じる米倉は、好きなヒーローについて「ソーの筋肉がすごくて、実物を拝見したんですけど、超かっこ良かったです。あと、ホークアイもクールで寡黙で、色々しゃべらない所がかっこ良かったですね。衣装も好きで、二の腕がいいですね。サミュエル・L・ジャクソンもすごくかっこ良くて、一緒に写真撮ってもらいました。」とマッチョな男性が好みな様子。

 最後に、日本公開に向けて、竹中は「もう間違いなく大ヒットするんじゃないですかね。最高のヒーローが揃って悪と戦いますからね。劇場で観ないと話にならないからね。一つ一つの映像が良い意味で観るに耐えられない、『すごい!』という感じで。絶対に3Dで観てくれないと困るね。『アバター』『タイタニック』を越えちゃうと思いますよ。世界1位になるでしょうね。ものすごいエネルギーとパワーと勇気がもらえる映画なので、是非劇場にいらして下さいね。」と大ヒットを約束。

 米倉は「アメリカに行った時にものすごい盛り上がりだったのでビックリしました。DVDとかもいいとは思うんですけど、映画館でものすごい迫力を味わってもらいたいです。私達も気合いを入れて作ってますので、吹き替え版じゃなくても、吹き替え版でも、是非たくさんの方に観て頂きたいなと思います。」とメッセージを伝えた。



映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』特集
アベンジャーズ - 公式サイト

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