3月を迎え、関東では春の足音が聞こえてきたが、北海道や東北ではまだまだ雪が降り続いている。特に青森市・酸ヶ湯(すかゆ)では、2月26日に566cmという過去最大の積雪量を記録し話題となった。
500cmを超す積雪ともなると、関東に住む人間には想像もつかないが、実際に酸ヶ湯で過ごす方々は、どのようにこの大雪に対処しているのだろうか? そこで、青森市の市役所にこの酸ヶ湯について、また大雪に対する周辺住民の反応などを聞いてみることにした。
お話を伺ったのは青森市役所広報広聴課の奈良さん。まず酸ヶ湯という地域について聞いたみた。
たしかに、テレビ報道で酸ヶ湯の様子だけを見ていると、青森県全体が大雪に包まれていると勘違いしている人も多そう。では住生活者が多い市街地はどんな影響があるのだろうか?
しかし、150cm程度の積雪であっても、その影響は大きいように感じる。青森市の住民はどのように対処しているのだろうか?
なるほど、青森市は海が近いので、海に雪を捨てることも可能なのだ。流雪溝も地域によっては整備されているとのことだ。
とにかく、今回お話を伺って分かったことは、連日、積雪深の最高記録を更新していたのは、住生活者のほとんどいない八甲田山のふもとの地域であるということ。しかし、青森市民が体験している150cmもの積雪も大変なことには変わりない。早く暖かい春が訪れることを願うばかりだ。