肌が触れ合うポスターもお披露目!
 - (C) 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会

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 永山絢斗と田畑智子がダブル主演する映画『ふがいない僕は空を見た』(11月17日公開)の予告編が公開され、心に抱える闇や寂しさを埋めるかのように情事にふける主人公たちの姿が明らかになった。

 本作は、2011年本屋大賞2位、第24回山本周五郎賞を受賞した窪美澄の同名小説を、映画『俺たちに明日はないッス』以来、4年ぶりにメガホンを取ったタナダユキ監督が映画化した青春群像劇。「生」と「性」を重ね合わせ、生きるために心のよりどころを探す登場人物たちのそれぞれの物語が切ないR18+指定作品だ。

 永山は助産院を営む母子家庭で育った高校生・卓巳、田畑は姑から不妊治療・体外受精を強要されているアニメ好きの主婦・里美(あんずと名乗る)を演じ、アニメのイベントであんずが卓巳をナンパしたことから二人の秘密の情事が始まる。あんずが用意した台本通りのセリフを言いながらセックスするなど過激な描写も。公開された予告編ではその一部を垣間見ることができる。

 そのほか、悩みを抱え、向き合おうとする彼らの痛々しい気持ちが伝わってくるような繊細な映像に目を奪われること必至。卓巳の親友・福田役の窪田正孝や卓巳の母を演じる原田美枝子、里美の夫役・山中崇らの熱演も相まった重厚なドラマが誕生した。(編集部・小松芙未)

映画『ふがいない僕は空を見た』は11月17日テアトル新宿ほか全国公開